ベネズエラの仮想通貨ペトロへの投資が超リスキーである5つの理由

仮想通貨「ペトロ」のロゴ

ベネズエラが発行する仮想通貨「ペトロ」に投資しない方がいい理由をいくつか考えてみた。まずベネズエラは財政破綻しそうですし、「1ペトロ=1バレルの原油」で本当に交換できるのかも不安。ペトロにお金をぶっ込むのは本当にハイリスクだと思います。

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理由1:ベネズエラの財政が本当にピンチ

財政破綻のイメージ

南米の国「ベネズエラ」(正式名称はベネズエラ・ボリバル共和国」が国をあげて仮想通貨「ペトロ」を発行することをご存知でしょうか。

「国がICOを実施?値段が上がるに違いない!」と思ってしまった方、やめた方がいいです。ちょっと調べてみたのですが、今のベネズエラの財政ってけっこうヤバいらしい…!

まずベネズエラという国は原油がガンガン出る国として有名です。それなのになぜか自国の財政状況はボロボロ…!原油を確保できている国ってウハウハのイメージがあるのですが、2018年までは原油価格が下がり気味だったせいもあるでしょう。

で、ベネズエラについて調べてみると、「ベネズエラってもうすぐ財政破綻するんじゃね?」といった旨の記事がゴロゴロ出てくるじゃありませんか…!

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が11月14日にベネズエラが一部の債務を履行していないことが判明したとして「選択的デフォルト(SD)」にあることを公表した。これは国家破綻に繋がる入口に立ったようなものである。

IMFは今年のベネズエラのインフレを720%と予測している。マドゥロ政権になってからの累積インフレは2000%にまで上昇しているという。

11月3日、マドゥロ大統領は債務の再編を担当閣僚に指示した。国債の償還を始めとして、これから迎える債務の返済ができなくなっているのである。

引用:ベネズエラの財政破綻は間近か – アゴラ(2017年11月18日)

めちゃくちゃヤバいですね。要するにベネズエラは「借金返せない」&「ハイパーインフレやばい」という地獄の状態なわけです。しかも国内では賄賂はザラで腐敗しきっているそうです。デフォルト(財政破綻)も間近なのではないでしょうか。

ベネズエラに救世主あらわる?

ただ、中国とロシアから融資を受けている状態なので、本当にベネズエラの財政が終わりそうになったら両方の国が助けてくれるかもしれません。そのかわりベネズエラは原油を差し出す必要性が出てきますが…。

ロシアは債務の再編に協力的な姿勢を示している。と同時に両国には債務返済の代わりに原油の輸出で負債を相殺するという手段も用いている。

引用:ベネズエラはこの先3年以内に完全に財政破綻する – アゴラ(2017年11月24日)

理由2:アメリカからの経済制裁が一番痛い

さらにベネズエラは軍人が政府組織をほぼ乗っ取っているらしく、アメリカからも経済制裁を受けちゃってますし、もうこれはダメなんじゃ…。

トランプ米大統領は25日、ベネズエラに経済制裁を科す大統領令に署名した。米国の金融機関に対し、ベネズエラ国債とベネズエラ国営石油会社の社債の新規取引を禁じる内容。独裁体制を固めたマドゥロ政権の資金源を断つ狙いがある。

引用:トランプ大統領:ベネズエラに経済制裁 大統領令に署名  – 毎日新聞

理由3:原油生産も減少中…!

しかもですよ。ベネズエラは長年原油生産のための設備投資を怠ってきたせいもあり、過去30年で最低の原油生産量を記録したそうです。

参考:CNN.co.jp : ベネズエラの原油生産、下落の一途 過去30年で最低に

理由4:取引所はペトロを扱いたがらないかも

あと、ベネズエラはアメリカから経済制裁を受けているので、多くの仮想通貨取引所はペトロを扱わない可能性が高いです。

よってペトロの流動性が低くなることが予想されますし、財政が火の車状態のベネズエラが本当にペトロと原油1バレル(大体60~65ドル)を担保してくれるのかも怪しい…。

ペトロ、こりゃないですね。

理由5:ペトロ発行の本当の理由がゲスい

悪いことをしようとしているイメージ

ベネズエラの背景を考慮すると、ベネズエラが独自の仮想通貨「ペトロ」を発行したがっている理由がはっきりと分かります。

つまり「ウチの国、マジで破綻しそうだから、どんな手口でもいいからお金を集めるしかない! そうだ!今は仮想通貨がブーム! よっしゃICOを実施するで!」という魂胆なのでしょう。

まとめ

  • ベネズエラの財政破綻は秒読み段階
  • ベネズエラの現在の経済状況はハイパーインフレ
  • ベネズエラの原油生産は減少中
  • ペトロ1枚と原油1バレルの交換は本当に可能なのか不明瞭
  • もっと優良な投資先はある

もしかすると最初はペトロが暴騰するのかもしれませんが、1~3年は値上がりは厳しいでしょう。ただし大博打として財政破綻を見込んで5年以上は見守るなんて手もありますが、さすがに私にはそんな勇気ありません…。

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参考リンク: